パソコン・スマホの充電器 USB PDって聞いたこと、ありますか?

ガジェット

みなさん こんにちは、こんばんは。ガジェット大好き かにまめ🦀です。

さて今回は、出張で持ち歩く、PC・スマホの充電器のお話です。

出張に持ち歩くデバイスといえば、 ①PC ②スマホ ③タブレット あたりがメインですよね。

3つデバイスがあれば、充電器も3つ。かろうじて、スマホとタブレットは2口充電器で1つに集約。しかし、PCの充電器は専用のもので、ほどほどに重くて大きいですよね。そして、ケーブルも長くて、邪魔だったり・・・。

PCの充電器が重たいと思っていた方、邪魔だと思っていた方へ。

それ、持ち歩かなくてもいいかもしれません。それが、USB POWER DELIVERY 略して、USB PDという規格によって、実現します!

PC・スマホ・タブレット 1つの充電器ですべて充電に対応できます。つまり、1つの充電器、3本のケーブルのみでOKということ!

どういうことか、それが可能な条件なども説明していきます。

PCの充電器

ノートPCの充電器って、だいたいこんな感じですよね?

従来型の丸い差込口のACアダプタ
最近、主流になりつつある、USB Type-C型アダプタ

ただ、よく見ると、左右の画像で違うところがあるの、わかりますか?

そう!PC側への差込口が違います。左画像は丸くて、少し大きめ。PCの電源といえばコレ。それに対して、右画像のものは、Type-C ・・・「いやいや、スマホじゃないよ?」と思わず言ってしまいそう。

なのですが、最近はこの右側のタイプが増えています。最近のスマホ(Android)も、これが主流になてきてますよね。PCでも画像の赤枠の部分が、電源の差込口です。スマホと同じ📱

USB Type-C は、USBの規格のひとつで、最新規格です。スマホ、PCだけでなく、電化製品などでも利用されています。

余談ですが、2023年秋に発売されると噂のiphone15(仮) EU版は、Lightning⇒Type-Cへ変わるようです。発売されたiphone15はLightning⇒Type-Cに変更しました!
というのも、Lightningはapple独自規格であり、これを排除し統一規格化を行いたいという思惑がEUのSDGs的観点から、電子産業廃棄物の削減を目指すということでの対応のようです。

「欧州委員会は2022年10月に、EUで販売されるスマートフォンなどの電子機器の充電用端子として、USB Type-Cを採用するよう義務付ける法案を可決した。現在Lightning規格を採用しているAppleもこれを順守する方針を示していた」

引用:ITmediaNEWS

今回の対象は、右画像の Type-C が採用されているPCです。

 ◆従来のACアダプタのPCは、どうにもならない・・・訳ではないので、最後まで御覧ください。

じゃあ、USB Type-Cなら、スマホの充電器でいいじゃん!

って、なりますよねー。でも、残念ながらダメなんです。そういう訳にもいかないんです。

何故か? それは、 W数 の違いです。

スマホ用急速充電器で、およそ 10〜20W と言われています。それに対して、PCは 45~65W となっており、およそ3倍です。こうなるといつまで経っても充電できませんし、そもそも電力不足で充電できないこともあります。

そこで出てくるのが、 USB PDです。聞いたこと、見たこと、ありませんか?

細かいお話は、専門家にお願いしようと思います。興味ある方は、👇のサンワサプライさんのリンクから、ちらっと見ていただけると、勉強になりますよ。

USB PDとは?(USB Power Delivery) | サンワサプライ株式会社
USBPDとは「USBPowerDelivery」の略称です。このページでは急速充電規格のUSBPDについて分かりやすく解説します。

ということで、かいつまんで説明すると、

1.USB PDという技術を使って、Type-Cと同じ形のアダプタで充電ができます。

2.USB PDは共通規格のため、PCメーカー以外のものでも使用できます。
 (W数は合わせてください。)

3.PCメーカー以外でも使えるということは、amazonや楽天でも、販売されています。

4.さらに、充電器の差込は2口、3口タイプのものが多く、スマホ充電器のようにコンパクトです。

【結論】 充電器はPC・スマホなど、ひとつにまとめることが出来ます!

小さい充電器1つ + 各ケーブル =最高!(コンパクト+軽量)

私が3年ほど使用している実際の充電器を使い、説明します。

私が使用している65W充電器
充電器 USB差込口説明
USB(青枠)×2、Type-C(赤枠)×1で3つ同時充電OK

左画像は充電器 小さいですが 出力65W と書かれています。右画像は、充電器の差込口です。全部で3つあります。青枠部分に、Type-A(俗にいうUSBです)が2口赤枠部分に、Type-Cが1口
青枠部分は、充電器でチェックするとMAX 3Aと書いてありますので、一般のスマホ充電器並みです。

この赤枠部分は、PC専用です。65Wですので、スマホには電流が大きすぎます。ちなみに、かにまめ🦀のスマホで試したところ、充電できませんでした。(過電流でしょうか?)
その後、ケーブルを変更することで、スマホにも充電できるようになり、さらに便利になりました!!
それがコチラ!

Owltech 巻き取り式ケーブル Type-C to Type-C

このケーブルを使うことで、PC・スマホどちらも充電可能。しかもスマホは急速充電!

PD用の太いケーブルから、巻取りリールタイプのケーブルに変更

USB PDのPC用充電ケーブルを元々は使用していました。(画像 左側)
5mmくらいの太さのため、輪っか状にしかまとめることができず、邪魔でした。

それが、巻取りリールでこんなに収納便利サイズになり、持ち運びがカンタン!!

まとめ

メリットがかなり多いです。👇がすべてです。

  1. カバンに入れて持ち歩いている時の重みが違う。
  2. カバンの中でかさばらない。
  3. 1つの充電器、複数のケーブルをまとめて収納可能。
  4. 出先で、たくさんのコンセントを探す必要なし

つまり、最高です。マジで神。

唯一といってもいいかもしれないデメリット。

それは、PCには必ず、電源コードが付属しているのに、別のものを購入しないといけないこと。しかし、それを補えるだけのメリットは出ると思います。

気になった方は、ぜひ amazon/楽天などで検索を。

検索ワード)  PD 充電器 65W  などで、OKです。

おまけ PCがACアダプタの場合

所有のPCが、USB PD ではなく、ACアダプタだった方で、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

若干、裏技的であり、動作保証が出来るものではありませんが、対応するグッズが1つあります。

それが ACアダプタ PD変換プラグ です。

こんな画像のものです。これをType-CケーブルとPCの間に使うことで、USB PD が疑似的に使えることになり、ACアダプタの充電器を持ち歩く必要性はなくなります。

ただし、規格品というものではございませんので、ご使用の際は購入先等によく確認、および自己判断の上で、ご使用ください。

ということで、バッグの中をスッキリと軽くして、スマートに持ち歩きましょう。

では、また🦀

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